相談06●樹脂成形品の鍛造化により割れを防止したい

今回は量産品の品質特性の見直しを検討中のお客様からよくいただくご質問としまして、樹脂成形品の鍛造品化につきましてお話ししたいと思います。




■ 《お客様の問題点》


L社様は、熱動弁機器等の設計から製造、販売事業まで、幅広く展開されている日本有数のメーカー様です。そのL社で設計開発を担当されている技術者様から、弊社へ次のようなご相談のメールをいただきました。



■ 【質問】


「現状、樹脂成形品を購入して量産していますが、気温が極端に下がる地域で凍結による割れが生じ、漏れ不適合の市場クレームが発生しています。この部品を金属に変え、鍛造工法による量産を行うことで、問題を解決できませんか?」


低温環境下で生じる樹脂製部品の割れ

弊社からL社様へは、以前から住宅関連機器用の真鍮鍛造品を納入していますが、熱動弁機器でのお見積は初めてであり、また、今回は重大な市場クレームということで、緊急な対応が求められました。


そこで、弊社へ大至急お送りいただいた図面と現物を検討した結果、設計変更により真鍮鍛造品にヒーターを埋め込む提案を行い、コストアップにはなりますが間違いなく問題解決できることを確信。早速、L社ご担当者様を訪ね、解決方法を詳しくご説明しました。


折しも、これまでL社様が更新の度に高額な費用を負担してきた樹脂成形用金型も、あと2ヶ月で寿命を迎えることがわかり、タイムリミットが迫る中、弊社としても過去経験したことのない短納期で問題解決に臨みました。



■ 《弊社からの提案と品質特性の向上効果》


従来の樹脂製品は、製品形状の一部が「抜き勾配なし、角Rなし」となっており、このままでは真鍮材による鍛造化は不可能でした。そこで、弊社にて鍛造可能な製品形状に変更し、鍛造設計図を新たに作成しました。


従来の金型よりも面粗度を上げることで製品を抜け易くし、設計変更により角Rなしにするなどの改善を行った結果、鍛造での量産を実現しました。


角Rなしにするなどの設計変更により、鍛造での量産を実現

担当者様には、 「真鍮材による鍛造化により『割れ』の市場クレームは皆無となり、安心して生産・販売を行うことができるようになりました。しかも、金型費用が初回のみの負担で済むため、非常に助かりました」 とお喜びいただいた事例となります。



こちらの取組みの詳細につきましては、白光金属工業までお気軽にお問い合せください。貴社の課題解決へ向け誠心誠意アドバイスをさせていただきます。


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